一、慶安の狼(けいあんのおおかみ)
丸橋忠弥
丸橋忠弥 獅 童
野中小弥太 愛之助
由比正雪 染五郎
田中格之進 亀 鶴
石山平八 松 也
内藤主膳 薪 車
本吉新八 宗之助
廓念 錦 吾
忠弥妻節 高麗蔵
忠弥母藤 竹三郎
金井半兵衛 友右衛門
牧野監物 歌 六
「鳰の浮巣(におのうきす)」より
二、大當り伏見の富くじ(おおあたりふしみのとみくじ)
紙屑屋幸次郎 染五郎
信濃屋傳七 愛之助
黒住平馬 獅 童
芳吉 亀 鶴
喜助 松 也
幸次郎妹お絹 壱太郎
新造雛江 米 吉
千鳥 宗之助
男衆虎吉 薪 車
仲居頭おとり 吉 弥
熊鷹お爪 竹三郎
鳰照太夫 翫 雀
雪舟斎 歌 六
どちらもお初の演目
ここだけの話
獅童さんのあのちっこい目に胡散臭さを感じてしまって
ちょっと好みではなかったのだけど
今回は濃い目のメークだったのでちょっと見直しました
って、獅童さんごめんなさい
一つ目の「慶安の狼」とは徳川家光の頃
幕府転覆を伺う由比正雪と友情の狭間で揺れ動く丸橋忠弥を獅童さんが熱演
正雪役の染五郎さんが劇中で謡いながら舞う場面がかっこよかった~!!
二つ目
元若旦那で今は紙屑屋に身を落としてる幸次郎
お店を再興しようと頑張ってるのだけど
島原の太夫に一目ぼれしてしまって…
現代風の趣向が
ただただ、面白かった~~!
染五郎さん、新境地を開拓してこれから躍進しますよ~!!
獅童さんも三枚目でこれまた新境地
愛之助さんはカッコいい旦那の役
このトリオなかなかいいです!!
一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
すし屋
いがみの権太 愛之助
弥助実は三位中将維盛 染五郎
梶原平三景時 獅 童
娘お里 壱太郎
若葉の内侍 米 吉
弥左衛門女房お米 吉 弥
鮓屋弥左衛門 歌 六
二、研辰の討たれ (とぎたつのうたれ)
守山辰次 染五郎
平井九市郎 愛之助
平井才次郎 獅 童
八見伝介 亀 鶴
小平権十郎 松 也
宮田新左衛門 宗之助
中間市助 薪 車
湯崎幸一郎 錦 吾
粟津の奥方 高麗蔵
平井市郎右衛門 友右衛門
吾妻屋亭主清兵衛/僧良観 翫 雀
一つ目
義経千本桜の鮨屋の段
今まで何回見たかなあ~!
いがみの権太の最後はやっぱり泣かされます!
愛之助さん、はまり役!!
二つ目はお初
粟津城中の侍溜りの間には、泰平の世をもてあます大勢の若侍が所在なげにしていた。その中には、殿様や家老の刀を研いだのが縁で、先ごろ町人から侍に取り立てられた研屋の辰次もいた。うまく取り入り侍となったものの、根っからの町人根性は抜けず、媚びやお追従を並べたてる辰次に、周りの侍たちは我慢を堪えていた。聡明な家老の平井市郎右衛門は、余りに鼻持ちならないので、皆の前で辰次を激しく罵倒し、唾をはきかけ去っていく。悔しくてならない辰次は、市郎右衛門を待ち受け、だまし討ちで斬ってしまう。平井の長男九市郎と次男の才次郎が駆けつけ、敵討ちを恐れる辰次は逃げ去り、九市郎と才次郎は敵討ちの旅に出るのであった―
染五郎さんがさえない敵役
まったく男らしくないのだけど、どことなく憎めない。
客席を逃げ回る染五郎さんを追いかける二人
あちこち走り回って観客は大喜び
近くを走ってくれて私も大喜び
最初に午後の部を見て
いやん!!良かったや~ん!って、思ってたけど
今回は午前の部の方が見ごたえあったな~!!
このトリオ、また見たいです!!