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一寸先のキキ

京都は南座にて その2

酷暑もちょっと小休止みたいだった昨日
通し狂言 義経千本桜 午前の部を鑑賞。

前回の 玉三郎さまに衝撃を
受けたことはなかったことにして
気分一新!

(何のこっちゃ??って・・・
玉三郎さまが静御前に扮して、花道を静々と歩いておられた時のこと
下から見上げると、なにやらアゴのあたりがプルプルとしている。
えっ!!アゴがたるんでるのん??
え~~~っ!あの玉さまが~~!って、何だか大きなショック!!
でも、還暦だから仕方ないよね・・・)


まずは
【鳥居前】
 兄源頼朝に謀反の疑いをかけられた義経は、都落ちを余儀なくされ西国へと向かい、伏見稲荷に辿り着きます。ここへ、義経を追って来た愛妾静御前と武蔵坊弁慶がやって来ますが、静御前は同行を許されず、義経から"初音の鼓"を渡され、一人残されます。そこへ鎌倉方の追手の早見藤太が現れ、静御前を引っ立てようとするところ、佐藤忠信が駆けつけ、静御前を助けます。この働きを見ていた義経は忠信を褒め称え、源九郎義経の名前と鎧を与え、静御前の守護を命じるのでした。


義経役の 翫 雀さん 父上の藤十郎さんと同様に顔が大きくて短躯ゆえ、ちょいと辛いなあ~!!
やはり義経はシュッっとしてて欲しいなあ!
静御前役の壱くんはお父さんに似ず、小顔でスラっとしてて良かったわ~!!


【渡海屋・大物浦】 摂津国大物浦の船問屋の渡海屋に先頃から兄頼朝に追われ都を落ちた義経主従が逗留して、大物浦から海路で九州を目指しています。そこへ鎌倉方の追手の相模五郎と入江丹蔵が現れ、船を出すよう迫りますが、渡海屋の女房お柳に断られ、掴みかかろうとすると、現れた主の渡海屋銀平に追い返されます。出船の時刻となり源義経は家臣と共に渡海屋を後にすると、鎧姿の銀平が現れます。実は銀平は平家の武将平知盛、妻のお柳は安徳帝の乳人典侍の局でした。二人は帝を娘のお安と偽ってこの地で育て、源氏に復讐する機会を窺っていたのでした。知盛は義経を討ち取ろうと出陣しますが、大物浦で義経方に敗北。安徳帝を守護するという義経の言葉を聞いた局は自害し、知盛も体に碇を巻きつけ壮絶な最期を遂げるのでした。

気分を取り直して、玉さま 午前の部は出番が多い!!
女房:お柳役は濃い紫の着物でお内儀風。粋でかっこいい!!
典侍の局の時は、十二単に髪はおすべらかし
これがまた錦絵か、上村松園の描く美人画のように美しい
どこから見ても絵になるのよね!
仏様の光背みたいにオーラがビビビっと伝わってくる。
いや~!!まだまだ若輩たちには負けませぬ!!
壱君、もっと精進してくださいよ!!

そして、最後は
京都は南座にて その2_f0231785_1548128.jpg

(画像は2008年7月公演)
【道行初音旅】
 季節は春、吉野山には桜が咲き乱れています。この山中に義経が身を隠していると耳にした愛妾静御前は、供の忠信とはるばるやって来ます。
 休息をとる二人は、ともに義経から賜った"着長の鎧"と"初音の鼓"を義経の姿と見立てて恋い慕い、義経の御前という心持ちで、忠信は身振りを交えて屋島での戦いの思い出を語り始めます。そして、その戦で命を落とした忠信の兄・継信を悼み、ともに涙するのでした。
 気持ちを新たにした二人は、一刻も早く義経のもとへ向かおうと吉野山の奥深くへと分け入って行くのでした。


私としたことが・・・
なんと、なんと、居眠りをしてしまいました~~!!014.gif
まったく、最低です!玉さま、ごめんなさい!!



今回はなんといっても、午後の部が見ごたえありすぎました!!
by ykiki28 | 2010-09-14 16:04 | 観劇