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一寸先のキキ

柴田是真の漆×絵その2

-江戸の粋・明治の技-「柴田是真の漆×絵」
 エドソン・コレクション初帰国
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見どころ・・・

・「漆」の超絶技法-独自に生み出した数々の変(かわり)塗(ぬり)の技法を駆使した漆器。
 
・四条派の流れをくむ「絵」の抜群のセンス。絵師として世間で高い評価を得る。
 
・漆で絵を描いた「漆絵」の貴重な作品群。漆絵を巻ける掛軸にまで発展させた技術力。
 
・確かな技術力と洒落っ気があふれた驚異の「だまし絵」と「だまし漆器」
 
・江戸から明治への時代のはざま、漆芸家と絵師というはざまに生きた職人
 
・存命中は高く評価され帝室技芸員に。現代では名作の大半は海外へ流出
            (公式HPから抜粋)
 


柴田是真の漆×絵その2_f0231785_15172856.jpg

『烏鷺図漆絵』
金箔とその余白に金砂子を散らした豪華な背景に烏と白鷺を一羽ずつ描き、右下方には烏の羽毛が二つ空中に舞っている。
 
見どころにもあるように
柴田是真というお方は『何でも来い!!』のオールマイティだったのですね!!
 
場内では感嘆したり、驚いたり・・・

印籠の展示に拡大鏡が備え付けられていたので
覗いてみると
なんと障子越しにしにお雛様が飾ってあるのがよく見える。
そのほかにも狐の嫁入りの風景のもあって
その細やかさに驚くしかない!!
(根付だけでも欲しいわ~~!!)

螺鈿がちりばめられた書架や文箱にはため息。

しかし、大半がエドソン氏所蔵っていうのがちょっと切ないわね・・・
若冲さんもプライス氏所蔵が多々あって
日本のお宝は海外に流出しすぎ??
by ykiki28 | 2010-05-31 15:39 | 美術館